卵殻膜エキス

卵殻膜エキスの効果は?美容への研究がさかんにされている理由は?

女性

卵殻膜エキスが気になって、どんな美容効果について研究されていてどんな結果がでているのかを調べてみました。

卵殻膜エキスとは一体どんなものなのでしょうか。

この記事でわかること

  • 卵殻膜エキスの研究状況
  • どんな美容効果が期待されるのか
  • お肌のどんなお悩みに適しているのか
  • 卵殻膜エキスを使ってはいけない人はいるの?

論文などを中心に情報を収集したので、卵殻膜エキスに興味があるかたは覗いてみてくださいね。

卵殻膜エキスってなに?

卵殻膜エキスの原料は卵の内側の薄皮。0.07mmの厚みしかない、あの薄皮です。

間違ってはいけないのが、卵殻膜を食べても美肌効果は得られない、ということ。

卵殻膜の栄養分は体内で吸収できないのです。

つまり、卵殻膜をそのまま摂ったとしても意味がないだけでなく、摂取量によっては消化不良を起こす可能性も。

その卵殻膜を加水分解して作られたのが、卵殻膜エキス

卵殻膜エキス自体にはアミノ酸が多く含まれており、それ自体が高い美肌効果があるんです。

さらに卵殻膜エキスには、コラーゲンやミネラル分などの働きを助ける効果もあり、特に赤ちゃんの肌に多く含まれるⅢ型コラーゲンをサポートする働きが注目されています。

後述しますが、この卵殻膜を加水分解して作られた卵殻膜エキスを摂ること、塗ることでお肌にどんな影響があるのか盛んに研究されています。

卵殻膜エキスの研究状況

さかんに研究される理由

古くからアジアで傷の治療に使われている卵殻膜は、バクテリアなどの外敵から卵の中のひなを保護します。

卵殻膜は丈夫な線維状の構造で水に溶けず、その効果の検証ができませんでした。

それが最近になり、卵殻膜を加水分解し水溶化できるように開発がすすみ、化粧品等で広く利用可能な、体に優しい天然素材として注目されているのです。

化粧品として塗布した研究結果

卵殻膜エキスが、そのⅢ型コラーゲンの遺伝子発現をサポートするという研究もされており、注目を集めています。

化粧品としてお肌に塗った研究について調べて見たところ、皮膚の痒みや痒くて引っ掻いてしまった痕、乾燥に対しての実験結果がありました。

卵殻膜エキス入りの化粧水を使用して、どのような効果があったのかというと。以下に引用しました。

外用はそう痒部位への1日3回で,使用前,使用後の皮膚症状(痒み,掻破痕,乾燥)ついて調査した。その結果,4週間後には,グリセリン含有卵殻・膜末水溶液入り化粧水の外用により,痒み,掻破痕,乾燥ともに70%以上の改善度を示し,全般的有用度68.9%,さらにやや有用を含めると90%以上の有用度との結果を得た。

引用元:皮膚の科学

こちらを読むと、痒みのあるお肌に1日3回卵殻膜エキス入りの化粧水を塗り、塗る前のお肌の状態と比較しています。
 
4週間の間に1日3回、卵殻膜エキス入りの化粧水を塗るのを繰り返し行いました。
 
すると痒みや痒みにより引っ掻いてしまった皮膚、また乾燥について70%以上の改善度を示したということなんですね。
 
乾燥や乾燥による痒みだけでなく、引っ掻いてしまった痕にも卵殻膜エキス入りの化粧水が効果があるということなんです。
 
古くは相撲部屋で傷を癒すために卵殻膜エキスが使われていたという話もあり、かなり興味深い話です。
 

飲用した場合の研究結果

卵殻膜エキスを塗ることで、お肌の乾燥や痒みに効果があるのならば、経口摂取したらさらに得られるものが大きいのではないかと考え、研究結果を探して見ました。

すると卵殻膜エキスを経口摂取することで目じりのしわや肌の色調改善が見られるなど、さらに髪の太さと痛みの改善と成長の促進が見られるといった研究結果も。

加水分解卵殻膜の経口用製品、BiovaBioというアメリカの商品の研究を見てみたいと思います。

毎日卵殻膜エキスの試験品を450mg摂取して、髪や皮膚にどんな変化があったのかを調査しています。

この研究は、特定の加水分解された水溶性卵殻膜製品、BiovaBio™(450 mg、Biova、LLC–Johnston)および対応するプラセボを使用して実施されました。試験製品は、契約製造業者であるUckele Health and Nutritionによって製造され、サイズ、色、外観が互いに区別できないように一致するように作られました。被験者は、1日1回450 mgの試験製品またはプラセボを摂取するように指示されました。

引用元:wiley.com

1日1回450mgの卵殻膜エキスを12週の間、摂取した人のグループとプラセボを摂取した人のグループで比較しています。

毛髪に関しては、外見(毛の密度)、毛の破損(休止期の毛の割合)、および成長(成長期の毛の割合)に焦点が当てられました。

卵殻膜エキスを摂取したグループにとって優位だったのは、外見つまり毛の密度が濃くなっていたということでした。

しかし、発毛には優位性がなかったそうです。

また、爪に関しても卵殻膜エキスを摂取したグループに優位性はなかったそうです。

出典:wiley.com

この画像は、上の画像が卵殻膜エキス摂取前です。

下の画像が卵殻膜エキス摂取12週を経過したときの同一人物の目の周り、目尻のしわの変化を表しています。

この2名の試験参加者を比較するとシワの長さ、数、線の太さが減少していたということなんです。

出典:wiley.com

こちらは、肌色の均一さが顕著に試験結果に現れた例です。

左の画像が、卵殻膜エキスを摂取する前で、右は8週間卵殻膜エキスを摂取した後のお肌。

全体的にシワの深さも薄くなっているように見えるのと、お肌の色味が均一になりブライトアップしているのがわかるかと思います。

卵殻膜エキスには体内に取り入れるのも、基礎化粧品としてお肌を整えるのにも、熱視線がむけられているのです。

卵殻膜エキスにはどんな美容効果が期待できるの?

ここまでの研究結果や試験をみてきて卵殻膜エキスには、塗っても摂取してもお肌に少なからず効果がありそうですよね。

まとめると

  • お肌の保水効果
  • シワを軽減する効果
  • 肌を明るく、肌色を均一にする効果

このような美容効果が期待できるとおわかりいただけたと思います。

お肌のどんなお悩みに適している?

卵殻膜エキスはお肌のどんなお悩みに適しているでしょうか。

  • 乾燥
  • 乾燥による痒み
  • シワやくすみ
  • シミやそばかす

前述の研究や試験をみて見ると、このようなお肌の悩みに、卵殻膜エキスは適しているのではないでしょうか。

卵殻膜エキスはアレルギーや使ってはいけない人はいるの?

卵殻膜エキスというと、卵アレルギーの人は大丈夫なのか不安になる人もいるかと思います。

卵アレルギーを引き起こすのは卵の卵白に含まれているタンパク質成分である「オボアルブミン」や「オボムチン」が原因と言われています。

これらは卵殻膜には含まれていないために卵殻膜エキスが卵アレルギーを引き起こすということは理屈でいうと、あまり考えられませんね。

ですが、アレルギー反応というのは避けるに越したことはありません。

何が原因でアレルギーが起きるかは完璧に把握するのは難しいことです。

できれば卵アレルギーの方は避けた方が良いのではないでしょうか。

どうしても使いたい場合には、ほんの少しの量からパッチテストをして試すのが一番良さそうですね。

卵殻膜エキスの効果・まとめ

卵殻膜エキスの効果について調べてみました。

卵殻膜エキスには、以下のような効果が期待できそうです。

  • お肌の保水効果
  • シワを軽減する効果
  • 肌を明るく、肌色を均一にする効果

つまり、お肌のこんなお悩みにおすすめですね。

お肌のこんなお悩みにおすすめ

  • 乾燥
  • 乾燥による痒み
  • シワやくすみ
  • シミやそばかす

私も実際に使っていますが、本当におすすめです。